歴史ある肝類洞壁細胞研究会の第32回学術集会を2018年12月1日、2日の2日間、東京慈恵会医科大学で開催させていただきます。
私は、第2回学術集会よりほぼ毎回参加させていただいており、肝臓研究の原点である本研究会のお世話をさせていただくことに、大変誇りを感じるとともに、関係諸先生に感謝申し上げます。
例えC型肝炎ウイルスを駆除できても、その後の発癌に対するケアが必要です。糖尿病と肝癌の関係も重要です。腸内細菌と胆汁酸の関係も古くて新しいテーマです。
骨粗鬆症と肝臓の関係なども今後の課題となると思います。第32回学術集会では、臓器間ネットワークから肝臓病の病態を考えてみたいと思い、テーマを「肝臓の細胞相関・臓器相関」とさせていただくことにいたしました
特別講演を浜市立大学大学院 医学研究科 臓器再生医学の谷口英樹教授にヒトiPS細胞から作製したLiver bud研究の展開について、日本大学医学部生化学の槇島誠教授には核内レセプターリガンドとしての胆汁酸の役割についてご講演をお願いしております。
愛媛大学大学院 消化器・内分泌・代謝内科の宇都宮大貴先生・日浅陽一教授には安定同位体呼気試験について教育講演をお願いしております。
研究会の内容についてさらに詳細が決まりましたら、ご案内させていただきます。約1年先になりますが、その間にも皆様のご研究が一層進捗されることを願っております。多くの先生方のご参加をお待ち申し上げております。
以上